【低VOC塗料】環境に優しい塗料とは？進化と選び方

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2024.10.09

VOCは「揮発性有機化合物（Volatile Organic Compounds）」の略称で、

大気中で気体となる有機化合物の総称です。

VOCは企業活動、さらには一般家庭からも日常的に排出され

大気汚染の一因であり、世界中でその削減が求められています。

塗料業界もVOCの排出において大きな割合を占めており、

各メーカーは低VOC塗料の開発に力を入れているのです。

（参考: 東京都環境局）

低VOC塗料の代表的な例として想像しやすいのは「水性塗料」でしょう。

水性塗料は、塗料の主な成分である溶剤をほぼ水に置き換えた塗料です。

水性塗料はアメリカを中心に開発が進められ、

1994年にはロックペイント㈱が日本初の水性塗料「ネオウォーターベース」の販売を開始しました。

（参考: ロックペイント）

環境問題への関心が高まる中で、塗料業界では

環境に優しい天然成分を取り入れた塗料が注目されています。

これにより、塗料の製造や使用時の環境への負担が減り、

自然にも優しい選択肢が広がっています。

さらには、天然成分は塗料に独自の質感や色を加えるため、

デザイナーや消費者に新たな可能性を提供します。

弊社もこの分野には高い関心を持っており、

いくつかの取引先様では、積極的に低VOC製品の開発や販売を進められています。

弊社がその一環として、調色技術を提供し、

製品作りに貢献できることを大変光栄に感じています。

今後も、時代のニーズに応えながら、柔軟に対応してまいります。

株式会社ロック八尾調色センター