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【色の雑学】同じ「赤」でも、こんなに違う。日・仏“赤”くらべ
2026.01.22
明けましておめでとうございます!
本年も、皆様の「色へのこだわり」にとことん付き合う調色センターでありたいと思っております。
さて、1月といえばお正月。街中におめでたい「赤」が溢れる季節ですね。
ふと気になって、当社の書庫から日本の伝統色見本帳(DIC)を引っ張り出し、いろんな「赤」を見比べてみました。
1月の誕生色に
**深緋(こきひ・くろあけ)**
という色があります。
いわゆる“目立つ赤”ではありません。
声を張り上げるタイプではなく、少し低い声で、静かに存在感を出す赤。深くて、落ち着いていて、どこか品がある——そんな印象でした。
調べてみると、奈良時代に位(くらい)のランクを色で分けたときに使用された色、という話も。
しかも最高位の紫に次ぐ高貴な色だとか。
品の正体は「歴史の格」だったのかもしれません。
せっかくなので、視野をもう少し広げて。
隣に並んでいた同シリーズのフランスの伝統色見本帳も開いて、“赤”を見比べてみました。
フランスの赤といえば「Rouge(ルージュ)」。
同じ「赤」でも、こちらは雰囲気ががらっと変わります。
ルージュは、明るくて、いきいきした赤。
血や火を連想させるような、温度の高い赤です。元気で、前に出てくる赤。
“品よく座っている深緋”とは、性格がまるで違う。
2冊の見本帳を並べると、「色の違い」だけじゃなくて、国ごとの文化や、光の当たり方、赤に託すイメージまで見えてくる気がして不思議です。
今年は、こんな少しマニアックな色の話を織り交ぜながら、情報発信を積極的にしていきます。
本年もよろしくお願いいたします。
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